嵐山グランマルシェではお野菜の栄養や栽培方法に注目して品ぞろえをしてきています。
先日92歳で大往生しました母も私が小さい頃からお野菜しっかり食べるように口うるさく言っていました。おかげで私のおやつは「人参まるかじり(笑)」でした。
慣行農法という化学肥料、農薬をふんだんに使ったお野菜しか手に入らない時代が長かったです。農業系のお仕事をする機会があり、勉強してみると、欧米で禁止されている農薬や化学化合物が日本では普通に使われていることを知りました。年老いた親や小さな子供(孫)に食べさせてくないと強く思ったのです。
そこで嵐山グランマルシェは、地元京都の若手農家さんが挑戦している無農薬有機の京野菜やお野菜を直接仕入れて店頭に出すようになりました。
化学肥料で栽培したお野菜の懸念は、「化学化合物を口に入れる事」だとお感じかと思いますが、実は、お野菜に本来含まれている栄養が毀損していることです。土壌は化学肥料の成分ばかりですから当然です。お野菜は「ミネラル」「ビタミン」の摂取源ですが、私が見た分析データではこれらが大幅に消失していました。お野菜は栄養がなくなって、化学肥料と農薬を含み、見た目重視で年中手に入ることを優先して栽培されてきました。
そりゃサプリメントを買うわな…と思います。
そこで今日はお野菜の高栄養ランキングをご紹介しておきます。
このランキングはアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の機関誌「Preventing Chronic Disease(慢性疾患を予防する)」の2014年6月5日号に発表されたものです。
この研究では、健康に重要とされる17の栄養素、「カリウム」「食物繊維」「タンパク質」「カルシウム」「鉄」「チアミン」「リボフラビン」「ナイアシン」「葉酸」「亜鉛」「ビタミンA」「B6」「B12」「C」「D」「E」「K」の含有量をもとに食品がスコア化されています。
米ニュージャージー州のウィリアム・パターソン大学ディ・ノイア准教授はこの研究発表にあたって、次のようにまとめています。「ホールフードダイエットの考え方とも一致しますが、ここに挙げられたようなさまざまな食品をまるごと摂取することが奨励されるべきです。このランキングは、消費者の皆さんが、パワー野菜のなかでも栄養素密度の高いものを選ぶ際の参考になるのではないでしょうか」
嵐山グランマルシェで試食を出して人気爆発の「ケールチップス」の「ケール」。印象が悪いのでなかなか手が出にくいですが、栄養満点は知っている…どうしようって感じですよね。
グランマでは無農薬有機栽培のケールを簡単な調理でお手軽美味しいチップスにしちゃうと、悪い印象は大逆転します。おやつにパリパリ食べて栄養補給!もともとケールはキャベツの先祖なんでまずいはずはないのです。苦いのはジュースにするときに裁断するので出てくる苦みのせいで、普通に食べるのにはさほど苦みは気になりません。ランキング1位のクレソンは1月13日グランマで無農薬有機クレソンを仕入れました。すぐ売切れなりました。みなさん食材の知識をよくご存じです。
ちなみに日本の文部科学省 食品成分データベースのランキングは下のような感じです。
■カリウム 1位 やまのいも 2位 里芋3位 自然薯
■食物繊維 1位 椎茸 2位 ごぼう 3位 にんにく
■タンパク質 1位 枝豆 2位 そらまめ 3位 にんにく
■カルシウム 1位 小松菜 2位 チンゲンサイ 3位 菊菜 独立行政法人農畜産業振興機構の研究ランキングは以下のような感じです。