以前は電話発注で配達のみだったお客様ご来店。ご夫妻なんですが、最近は奥さんがご来店の楽しさにはまっておられる様子で嬉しいお話。納品はもちろん配達です。
前回は活タコのでっかい足1本事前の別注で塩もみしてご用意。
ご来店後、活アワビを発見され、炭火でバター醤油焼きご希望。アワビがくねくね踊るのをご一緒に見ておしゃべり。
「こちらのはお魚何食べても美味しいのよ。選別されてるのでいいわ。
歳いったら食べることしか楽しみないからありがたいの」
なんてこそばゆくなるお話をお聞きしながら、実はアワビが1個しか残ってなくって、その1個を旦那さんないしょの独り占め(#^.^#)
かわいいです←ごめんなさいm(__)m
小型のアワビは活でもそこそこお安く提供出来るんです。1個350円。大型だと確実に5千円で済まないですからねー
バター醤油焼きのお客様から
「中型のアワビ仕入れてよ」
ご希望受けまして、値段交渉がんばってきます。
ちなみに「アワビ」と「トコブシ」の違いの話も出たので...
見分け方は、アワビは貝殻の穴が少ないのです。
アワビは2〜6個で、平均4個くらい。穴の形状は隆起した火口のようです。
トコブシは6〜9個で、平均8個くらい。穴の形状は平らなんです。
値段が全然違うのでご注意です。トコブシも美味しいですけどねφ(..)メモメモ
貝は基本なんでもそうなんですが、驚かれるかもしれませんが
「カチカチ冷凍から自然解凍」が断然旨いのです。
自然解凍した小型アワビを数個鍋にそのまま投入(漁師メシですね)すると出汁がもうやばいです。出汁を全部飲んでしまえます。
350円の小型アワビ2個700円分投入したらもうその鍋は大人のディズニーランドになっちまいます。
活アワビの刺身が固いのは、アワビが悪いのではなくって(笑)包丁をいれて神経が硬直するので固まります。本来は柔らかい貝なんです。
おなじみのアサリやシジミなども同じです。
解凍することで細胞膜が破れて旨味がじゅわーなります。
活アワビに熱を入れるのは柔らかくなって旨味も出るので正解だったりします。
でも活をみると絶対刺身で食べたくなるのも人情(#^^#)
だから刺身の時はできる限り薄切りにしています。