若い頃仕事で毎月北海道に行っていました。その頃は、地元の居酒屋さんかジンギスカン屋さんで会食するのが定番!私にはなじみ深いラム(羊)です。大島さんはたまたま食べたジンギスカンの動物臭が強かったらしく忌避していたそうです。ジビエ肉は臭いイメージですね。
でもアメリカ生活が長かった私は、牛肉が臭いのもよく知っています。冷凍の大きなブロックしか売っていませんし、解凍して骨と筋を解体除去。肉部分をカットして切り込みを入れて赤ワインに漬け込んで冷蔵庫で数日熟成させてから焼いて食べていました、臭い消しです。
腕利きの猟師さんに話を聞くと、ジビエも臭みを出さない狩猟方法があるそうですよ。



「馬刺し」始めましたからーの「ラム」始めました
よもやま話は置きまして、食べ慣れないお肉はなかなか手が出ないと思います。
嵐山グランマルシェでも旨さと栄養で小林が馬肉を食べ始めたことから、格安で「馬刺しの販売」を始めましたが、特定のお客様にバカウケの反面、一般のお客さんにはハードルが高そうです。(普通のお店と違って残ったらスタッフがいただきますので問題ありません)
今回、常連のお客さんから「ラム」はいります?と相談あり。奥さん(外国人の方)のお母さんがラム好きだそうで、食べさせてあげたいんだとのこと。そらなかなか日本でラムはあまり売っていないのでお困りでしょう!ということで、仕入先を当たり商品ゲットしご提供できました(よかった)。
嵐山グランマルシェではラムの肉種で、「ラムフレンチラック」「ラムチャックロール」「ラムレッグ」をお出ししたいと思っています。



ラムが実はスグレモノだったことを知りました
本業の取引先と電話雑談しているときに、馬刺しの話から、ラムの話になって、最近仕入先を確保したんだと話すと、値段を聞かれ(その方がとっても高く買っておられました)「ラムと馬肉を是非分けて欲しい」とのこと。なんで?と尋ねますと、「ご家族の生活習慣病対策でラムや馬刺しを食べるのだが、なかなか手に入らないんだ」とのこと。え?ラムって生活習慣病にいいの?知らなかったのでラム仕入先やネット検索で調べました。
なんとなんと健康にとってもいいではありませんか!
皆さんにご紹介しなきゃと思いました。

ラム肉はどう健康にいいのか?
ラムは子羊です。大人の羊肉はマトンと呼ばれます。臭みがありがちなのはマトンです
結論から言いますと、「中性脂肪やLDLコレステロールを抑える」はたらきがあります!
それで知人はご家族にラムを食べさせるわけですね。
でも当然ですが食べすぎはダメ。なんでも食べすぎは心身を壊しますね。よく噛んで腹八分目!

鉄分が豊富
ラム肉の鉄は「ヘム鉄」という体に吸収されやすい鉄で、効率的に吸収されます。また、赤血球を作るために必要なビタミンB12も含まれていて、女性には特におススメとわかりました。、「非ヘム鉄」という体に吸収されにくい鉄を含む食材と一緒に食べることで、非ヘム鉄の吸収率をアップさせてくれる効果もあります。非ヘム鉄が豊富な食材は、納豆や豆腐、ほうれん草や小松菜などの青菜類です。これらの食材と一緒に食べて元気な毎日に役立てましょう。

ダイエット効果
ラムはカロリーが低く(100gあたり約250-300kcal程度)、含有されている脂肪分が溶けにくいとのこと。ラム肉のカロリーは牛肉の半分程度。さらに、ラム肉の脂肪分の沸点は約44度と牛や豚に比べて高いので、人間の体内で溶けにくいという特徴があります。
体内で脂肪燃焼を助けるカルニチンが牛肉の約3倍、豚肉の約9倍も含まれています。そりゃダイエット効果(=生活習慣病対策)があるわけです。

疲労回復
先ほど出てきましたカルニチンは疲労回復に効果があり、糖質をエネルギーに変えるのを助け神経機能の維持に重要なビタミンB1も含まれているので、さらに効果が期待できます。
ラム肉の脂はオリーブオイルと同じ脂で、さらに他に有益な脂も一緒に摂れます。

ラム肉の脂と身体への影響
成分 | 特徴・効果 |
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一価不飽和脂肪酸 (オレイン酸) | オリープオイルと同じ脂。悪玉コレステロー ルを減らす働き。心臓血管に優しい。 |
共役リノール酸(CLA) | 体脂肪の減少、抗炎症作用、筋肉増強が期待 される。ラム肉に特に多い。 |
オメガ3脂肪酸 (a-リノレン酸) | 魚ほどではないが、草を食べて育ったラムに は一定量含まれる。血液をサラサラに。 |
これはもう美容と生活習慣病対策用の食品と言って過言ではないですね。
